極めよ。そしてそれを深めよ。

2017/03/31

タイのお土産にタイカレーを3種類買って来てもらいました。
パッケージをよく見ると日本語が!!


最近、フリーランスの方のブログをネットサーフィンするのがマイブームなんですが少し気になったことがあったので記しておきます。

と、その前に。

本当にここ数年で「フリーランス」って言葉を聞く機会が増えましたよね。私の周りにもそれっぽいことをしている人がいるので、なんとなくフリーランスのあり方というか、「自分の専門分野や得意分野に特化して仕事を受注しているんだな」、と思っていたんです。

実際私も繊研新聞だったり足元倶楽部であったり、自分が得意と思えるファッションに関する情報発信の場を提供してもらっていますので、フリーランスってそういうもんだなとばかり思っていたんですよ。

私の友人もデザインであったりプログラムのコーディングだったり、システムを構築したり到底私には理解できない高等な技術を惜しげも無くクライアントに提供しています。個人で仕事を受けて。そりゃ組織に縛られるより家で伸び伸びと仕事するのがいいですよね。

ところが最近、どうやらそういう人ではなく、「ただなんとなく会社を辞めて、なんとなくブログであったりホームページを作って、何と無くお金をもらっている人」が結構な数いることに気づきました。そういう人のブログやサイトに掲載されている画像ってほぼ全部がフリー素材のものなので、すぐにどういうサイトかわかります。

本人の自由なので会社が嫌で辞めてアフィリエイトブログで稼いでることに何も感じないんですが、誰かの誰かが言った内容を焼き増しした記事しか書けない、専門分野も得意分野もあったもんじゃないな、と。

例えば、

「フリーランスの時間の使い方」
「ランサーズの使い方ウンヌン」
「確定申告の方法」などなど、、、

すでにめっちゃ情報溢れてますやん!?なものが少なくなくて、「この人、こんなことを書きたくてフリーランスになったのかなー」と余計な心配までしてしまう始末。

だったらどんな分野でもその人が培って来た能力や経験を前面に打ち出した情報発信をすべきではないか?って思うんです。ブログでもサイトでも各種SNSでもなんでもいいので。

そういうと決まって「自分にはそういう能力や経験がない」と言ってくる人がいるんですが、

「そんなん知らんわ」

な訳であります。自分の能力や得意なこと、好きなことに気づくことも一つの才能ですね。

そう思っていつもの「ロン毛と坊主とニューヨーク」の過去記事を読んでいたら、興味深い記事を見つけました。全文はこちらを読んでもらうとして一部引用しますと、

私は自分の自己紹介などで仕事のことなどを話す時には常に 「フォトグラファーですがストリートスナップを専門で撮っていて 基本的にスタジオでは撮らず 屋外でナチュラルライティングの元でしか撮りません。」 ということを話していました。 仮に私が、 「フォトグラファーです、何でも撮れます」 と自己紹介したとすれば 「ロン毛=フォトグラファー」 というふうに覚えていただけるかもしれません。 一見すると「何でも撮れるフォトグラファー」の方が 仕事依頼なんかを含めたチャンスが多くあるように感じますが 私はそうは思っていません。 なぜなら、 世界中にフォトグラファーは星の数ほどいるからです。 その中で「なんでも撮れるフォトグラファー」というジャンルに自分が入っているとすれば 世の中に沢山いる何でも撮れるフォトグラファーさんの中から自分を選んでもらえる可能性はかなり低くなるのは当然の流れです。 ーロン毛と坊主とニューヨークより引用ー

と、このようにあり思わず膝を打ちました。

ストリートスナップに特化したニューヨークにいる日本人フォトグラファーが彼だけとは限りませんが、可能な限り自分の得意分野のレイヤーを挟み込むことによってより自分にとって有利に進めていく。私より3つも年下やのに凄い考えられた行動やなーと感心したものです。

別に写真やファッションだけでなくても私たちの身の回りにあるものでなんでも出来るはず。

私の友人であり旅の先輩でもあるこちらの方は、旦那さんとの新婚旅行で4年3ヶ月かけて世界を旅し、帰国後は各国の料理や調味料のことなどを詳細に自身のサイトへアップされています。 「世界の料理、各国の料理」サイトへ

世界の料理を紹介したサイトはあると思いますが、彼女の凄いの所が実際にその料理を自分で作って、その状況もレポートしていることです。そこまでやる人ってなかなかいないのではないでしょうか?

こうもなればただ単に食べ物を紹介しているだけのサイトでなく、「あらゆる世界の料理」を「写真やイラスト付き」で「自宅でも自分で調理できるようにレシピ」も掲載されているサイトと認知されますね。情報発信者として届けたい人も明確だし、受け手としても内容が非常に明確です。

でもそれって彼女からしたら特別なことなのでしょうか?

よくフェイスブックのコメントをやりとりしますが、毎回「日々の生活で忙しい中でも好きなことは続けてアップグレードしていきたい」といった超前向きでこちらも勇気付けられる事を書き込んでくれます。

やっぱり人を突き動かすのって「好き」であったり「得意」であったりの部分が大きいんですね。 あとはどうやってそれを自分の有利なように持っていくか。そこが考え所だったり腕の見せ所だったりします。


今日で年度納め。明日からは新年度の始まりです。何かを辞めるにも始めるにもちょうどいい機会ですね。

私も新しい取り組みを今準備中で色々アップグレードしていこうと考えています。

自分の得意分野と「極め」、そしてそれを「深める」。すごく大事なことだと再認識した1日でした。

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