今日はその事を少し。ここでいう消費期限はいわゆる「穴が空いたから捨てる」など服に致命的欠陥が生じたので着なくなる、捨ててしまう、というのではなくあくまでデザインやスタイルによる要因で着なくなる服をいう事にします。
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前回のブログ(詳しくはこちらへ)にも書きましたが今年の消費期限で一番? 短いであろうアイテム、「スカジャン」
コレクションブランドが結構発表していましたが、来年の 今頃、どれくらいの方が着用しているでしょうか??
かく言う私もファッション業界の傍に従事する身なので一応1着購入して着まわしていますが、もう既に夏を前に売ってしまおうかと考えています。
理由は上記の通り「来年は着ていないから」。もっと言うと「流行っていないから、今更スカジャンを着ても仕方がないから」でしょうか。
こういうの、何かの理論であったなーと探していると、以下の通り見つかりました。
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出典:東洋経済 |
上図がそれを表したグラフなのですが、私なりにファッションに置き換えると‥
・イノベーター(トレンドを生み出す人)
・アーリーアダプター(コレクション情報やストリートスナップからトレンドを読み解く人)
・アーリーマジョリティ(雑誌とかセレクトショップとかのディスプレイでスタイルを考える人)
・レイトマジョリティ(周りが取り入れているから、自分も取り入れてみる人)
・ラガード(最後の最後で取り入れてみる、もしくはトレンドなどは取り入れない人)
こんな感じになるのかな、と。
勘違いされると困るので補足をすると「左側がお洒落な人で、右側に行くに連れてダサい人」ではありません。
だったら昨今流行った(流行っている?)、ノームコア(究極のベーシック)なんてどの位置に属するなんて誰にもわからないと思いません?
*
話をスカジャンに戻します。
今、原宿の竹下通りを歩いてもそこかしこにスカジャンを着た(刺繍なしのテロテロしたレーヨン生地のアウターも含む)男の子、女の子を沢山見ますがこれも、来年には激減する事間違いなし。
何故かって??
それはちょっと前に流行った「つば広ハット」を考えれば一目瞭然。
とあるメーカーさん曰く「今年はハットが全然売れない。去年のつば広(ブリムハット)の勢いなんて数ヶ月で終わってしまった。逆にちょっと前に流行ったキャップがまた伸びてきている」との事。
スポーティーテイストがまだ流行っているから、「キャップ→ハット→キャップ」の流れが早かった可能性も考えられますが、消費期限もなにもあったものではないなと。
現に竹下通りでブリムハットを被った子などほとんど見かけません。(標準的なつばのハットを被っている子は見かけます。)
*
トレンドの多くがいわゆるパリコレやミラノコレクションで発表されるアイテムを参考に落とし込むパターンが多いですが、ブリムハットなどは「女優帽(顔が隠れるほど大きなつばからその名前が来ている)」として特定の層には以前から売れていたんですね。
スカジャンも同じ。
好きな人って流行になる前から全然着ているし、なんなら「流行が俺に追いついてきた!」とまで思う人も出てきそう。
冗談は置いておいて、そんな日常的にスカジャンを着ている人がまた来年着ていて側から「まだスカジャンなんて着てるの? 遅くない??」なんて言われたところで余計なお世話な訳で‥
人となりでファッションの消費期限は長い人も短い人も人それぞれのはず。
皆が皆イノベーターになれる訳でもないし、ラガードである事が悪い事でもありません。
ちょっと断捨離をした機会に真面目な事を書いて見ました。
*
余談‥
幅広い層をターゲットとしているユニクロはさすがやなーと思います。
ワイドパンツの流行なんて関係なし!?
こんな感じになるのかな、と。
勘違いされると困るので補足をすると「左側がお洒落な人で、右側に行くに連れてダサい人」ではありません。
だったら昨今流行った(流行っている?)、ノームコア(究極のベーシック)なんてどの位置に属するなんて誰にもわからないと思いません?
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話をスカジャンに戻します。
今、原宿の竹下通りを歩いてもそこかしこにスカジャンを着た(刺繍なしのテロテロしたレーヨン生地のアウターも含む)男の子、女の子を沢山見ますがこれも、来年には激減する事間違いなし。
何故かって??
それはちょっと前に流行った「つば広ハット」を考えれば一目瞭然。
とあるメーカーさん曰く「今年はハットが全然売れない。去年のつば広(ブリムハット)の勢いなんて数ヶ月で終わってしまった。逆にちょっと前に流行ったキャップがまた伸びてきている」との事。
スポーティーテイストがまだ流行っているから、「キャップ→ハット→キャップ」の流れが早かった可能性も考えられますが、消費期限もなにもあったものではないなと。
現に竹下通りでブリムハットを被った子などほとんど見かけません。(標準的なつばのハットを被っている子は見かけます。)
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トレンドの多くがいわゆるパリコレやミラノコレクションで発表されるアイテムを参考に落とし込むパターンが多いですが、ブリムハットなどは「女優帽(顔が隠れるほど大きなつばからその名前が来ている)」として特定の層には以前から売れていたんですね。
スカジャンも同じ。
好きな人って流行になる前から全然着ているし、なんなら「流行が俺に追いついてきた!」とまで思う人も出てきそう。
冗談は置いておいて、そんな日常的にスカジャンを着ている人がまた来年着ていて側から「まだスカジャンなんて着てるの? 遅くない??」なんて言われたところで余計なお世話な訳で‥
人となりでファッションの消費期限は長い人も短い人も人それぞれのはず。
皆が皆イノベーターになれる訳でもないし、ラガードである事が悪い事でもありません。
ちょっと断捨離をした機会に真面目な事を書いて見ました。
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余談‥
幅広い層をターゲットとしているユニクロはさすがやなーと思います。
スポーツブームに乗っかって売れてます、ジョガーパンツ |
ワイドパンツの流行なんて関係なし!?